MASAからの便りが届きました!

 

僕はいま、ボストンからバスで2時間半、アマースト町にあるAmherst Collegeで学んでいます。人口の7割が学生と学校関係者で、町の面積のほとんどが大学の敷地です。キャンパス内は芝生に覆われ、リスがちょろちょろ走りまわっています。建物は赤レンガ造りで、博物館や図書館、チャペル、そして僕には関係のないフィットネスセンターには、プールやジムもあります。

 ほとんどの学生は敷地内の寮で生活しています。3年生の僕の部屋(個室)は、「Valentine Hall」という建物の2階にあります。1階は食堂になっていて、ビュッフェスタイルの食事が13回あります。新鮮な地元の野菜を使ったベジタリアンメニューも充実しているので、肉食中心のアメリカで、お腹いっぱい野菜を食べています。      

 さてさて、学生数1700人程度で寮生活だと、名前は知らなくてもだいたいの顔は覚えてしまうので、絶対に敵をつくることはできません。「誰が誰と付き合っているか?」は、死活問題なのです()おそらくはリベラルアーツ教育におけるコミュニケーションスキルも、このような共同生活の中で培われるものなのでしょう。ここでの宿題の多さは想像以上で、膨大な量のリーディングとレポート提出に追われる毎日です。平均睡眠時間は6時間を切ります。それでもサボっている学生は文字通りひとりもいません。エリート教育には全く縁のなかった僕は、「世の中にはこれほど頭のいい人たちがいるのか~」と思います。冬休みには一時帰国しますので、この話しの続き楽しみにしていてください。Merry Christmas Masa          

 

ちょうど、ヒロインの新島八重(にいじま やえ)(新島襄の妻)の生涯が、来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」として始まります。幕末以後、日本は欧米列強の脅威の中で独立を維持するために、西洋の文化を取り入れ自国の近代化を押し進めました。西洋を模倣することから始まった日本の近代教育の歴史、とても興味深いですね。もしかすると当時のAmherstの写真やキャンバスの様子が紹介されるかもしれません。乞うご期待を!

 

Amherst Collegeとは

米国ボストン西方に位置する全米最高峰のリベラルアーツカレッジで、東部ニューイングランドのエリートたちが集う教育機関である。少数精鋭で質の高い教育が行われ、学部レベルではハーバード大学を上回るともいわれている。あまり知られていないが、1920年代より外務省の新人外交官が英語研修生として派遣されるなど、日本との関係は深い。日本人で初めてアメリカの大学の学位を取得したのも、明治期にこのCollegeで学んだ新島襄で、帰国後に母校をモデルに創設したのが現在の同志社大学である。米国大統領、ノーベル賞受賞者や著名な卒業生も多数輩出しており、「少年よ大志を抱け」のクラーク博士、「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン、内村鑑三も卒業している。

〔                              MEボックス 松永